「がんばり地獄」生きづらい反貧困ネット・湯浅さん講演で

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元年越し派遣村村長で反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さん(41)が4月下旬、母校の私立武蔵高校(東京都練馬区)の文化祭に招かれ、講演をした。在校生や保護者ら約450人を前に、自身の活動を語った。 「派遣切り」にあった人々やホームレスは、「怒り」の感情を失い、むしろ自分を責めてしまうという。その経験から湯浅さんは、日本を、個人に無限の努力を強いる「がんばり地獄」と表現した。 「競争主義の社会は、横に人がいない社会。生き残るために上の人から自分を否定され、自分は下の人を否定する。これは生きづらい。そこをもう一回、『仲間のいる社会』につむぎ直していかないといけない」 ユニセフの調査で「さびしい」と感じている子どもの割合が日本は際立って高いことをあげ、「子どもがこんな気持ちでは、もうこの社会はもたない。自分一人が生き残ることよりも、こういう社会を変えていくことの方が成功する確率は高いし、楽しい」と訴えた。 会場の高校生から「反対が多くても運動を続けてこられたのはどうして?」と聞かれ、二つ理由をあげた。 「一つは面白いから。自分たちで道をつくっていくやりがいがあった。もう一つは怒り。せっかく生まれてきたのに、人間がこんな目にあっていいのか、という怒りです。いろんな相談を受けながら、日々怒りが更新されているので、枯渇することはありません」(樋口大二)

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